white-02の日記

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アベンジャーズ:インフィニティウォーを観てきました

 

 こんにちは。この度アベンジャーズ:インフィニティーウォーを観に行ってきました。タイトルを色々考えた結果、これが今の最適解だと思っています。これから書くことは一度でも見た方でないとこの映画の楽しみを1/8にすると考えられるため、続きを読むは控えてください。自己満と見てからこんなことあったなぁと思い出してもらえるように書くつもりですのでよろしくお願いします。

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ネタバレ確実にあり鑑賞後の閲覧推奨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

とりあえず

 この映画を制作スケジュール表で見た時にpart1、part2と分けられていたのですが予告が出た時のその文字が見当たらず一つにまとめたのかと思っていました。ですが、最後まで見ると”サノスは戻ってくる”と出てきて、このスケジュールは何も間違っていなくpart2にタイトルが付与されることがわかります。ヒーローではなくヴィランが戻ってくると予告されるのは斬新でした。ちゃんとpart2が残っているとは思っていなかったので消滅した後何も言えなくなるくらい衝撃で、ルッソ兄弟があれだけ慎重に内容を隠していたのがわかる結末でした。

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正義の敗北

 最後サノスは目的を達成し、ヒーローサイドは敗北しました。そこでヒーローが実質的に敗北しているということでダークナイトが浮かびます。これだけの人数が集まってヒーローが勝ってしまうとただのお祭りになってあれだけ準備してきたサノスがただの噛ませになってしまう。インフィニティストーンとサノスはMCU通してのテーマであり扱い方を慎重に考えた結果がインフィニティウォーだったと受け止めました。part2では何とか倫理観を捨てたどこかヴィランのような勝利に近い方向へ持っていってほしい。

 

コメディ要素の豊富さ

 今回至る所にギャグが散りばめられているおかげで前半戦から重く受け止めずにいられます。スパイディの達者なしゃべり、アイアンマンの憎まれ口、GoGの純粋なコメディどれもよかったです。特にドラックスの透明人間の件は結構こらえてました。ハルクバスターにブルースバナー兼ハルクが乗り込むという皮肉っぽいのもいい感じ。ただこれらは後半戦に向けたうまい演出と構成の一つだと言えますね。反動がすごい。

 

ヒーローのバランス調整

  これはかなり気を使って行われたと思います。まずDr.ストレンジがいれば何でも解決できそうなところを魔法は弾かれ、自ら石を渡すという(後に触れます)人間的弱さを出し調整されました。ハルクは序盤に出て敗北し、心拍数どうこうを無視し変身を拒む続ける。結局ブルースだけで息子の一人は倒せたので1勝はできました。キャップもワカンダ製の盾を貰うも近接しかできないので盾投げで怯ませてからの攻撃などの戦略的な戦いができない。そこを補完するようにソーは新武器の斧を手にし雑魚を蹴散らし、スカーレットウィッチは彼女らしい強さを出し切り、スパイディはスーツを生かしたサポートメインな戦法で応戦、アイアンマンは誰よりもサノスと好戦を繰り広げました。それでも彼らは勝てなかった。時間を戻せたらそりゃね。

 

何を守るのかを問われた者たち

 映画の至る所でヒーローやヴィランに選択が求められていました。序盤からトニーがキャップに電話をするか悩み電話せず街を救いにペッパーを置いたまま宇宙まで行きます。スパイディは帰れと言われても正義感を強く持ち自分の意志で宇宙戦に留まる事にする。そして、Dr.ストレンジはあれだけ理論的な事をいいながらトニーを救うためタイムストーンを渡します。これはありえる可能性の中での決断だったので何ともいえないですけど。スカーレットウィッチはヴィジョンを失う事代償に宇宙の平和を選びました。スターロードはガモーラへの愛により復讐を選びました。サノスに関しても絶対悪ではなく宇宙の存続と未来の子供たちのために愛するガモーラを崖から落としソウルストーンを手にします。ヒーローが皆誰かのために戦ってきましたがその先が一緒であるとは限らないことがなんとなくですがわかります。

 皆が愛する者と全体の平和を天秤にかけてどちらを守るべきか決断しています。これは全体ですごく感じました。

 

サノスの目的

 サノスは人口が増加伴う資源の枯渇によって惑星が滅びると考え、安易ですが半分虐殺し調整を図ります。これだけ見ると何ともヤバイヴィランですが全否定はできないです。何も虐殺しろなんて言いませんが地球はこの問題に直面し無視できない状態です。そう考えたらただ無視するのではなく俺なりのやり方で何とかしてやるという捻くれた救いの手と考えられますね。ただ自分の故郷でとりあえず見栄えなく半分減らした結果、あんなボロボロになってしまっているので最後の半分消滅は何か基準があったのか疑問です。

 

サノスに勝利する可能性

 Dr.ストレンジはタイムストーンを使い未来のあらゆる可能性を確認し1つ勝利までの道筋を見つけます。それがトニー・スタークを生かすことでした。まぁあのキャラが発言を覆した行動取るということは宇宙を元に戻す手掛かりにしか見えないです。この続きはpart2でという感じだと思ったら、この先公開されるのは条約で動けないアントマン&ワスプ、それとヒューリーが助けを求めたキャプテンマーベルなんです。予告を見る限りアントマンはゴーストとの対決、キャプテンマーベルは過去の話が主らしいのでアベンジャーズに絡むことは映画終盤かエンドロール後の映像程度かもしれないですね。

 存在したいが消滅しているので時間旅行でストーンをどうにかするかサノスの動機を解決すればと色々考えられますがあまり過去に戻るとガモーラは貧しいままになっちゃうしドラックスも怒り狂わないしやっぱりストーンを何とかするのかな。

 

消える時のスパイダーマン

  スパイダーマンが消滅するときが一番涙腺に来ました。彼が体の異変に気付き恐怖を感じ始めた時のセリフが誰よりも人間らしく消えないでくれと心から願ってましたし、吹き替えだったんですけど”いやだ、いやだ”の演技が凄くていやぁしんどかった。トニーへの謝罪で消え、そこで感じるトニーの罪悪感。ピーターが自分で決めたにしろ責任は感じますよね。それにバッキーの”スティーブ...”もブラックパンサーの仲間を気にかけながら消えていくのもきつかった。

 

残ったのはアベンジャーズ

 最後の消滅でMCU初代アベンジャーズは生き残りました。ヒューリーはS.H.I.E.L.D.だったのでノーカンで。NYでの勝利が関わっていたりして、そうなったら消滅基準は何かしらありそう。弓の名手は生存確認できてないのでわからないですけど。

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最後に

ダラダラと書いて来ましたがその中で面白いとは書いてないと思います。それはつまらなかったからではなくその言葉で表したくない程傑作だったからです。ただ何度も観るのは消えたヒーローたちの雄姿を感じながら観る事になるのでちょっと今は勇気が出ないです。来年のPART2が公開され全てがうまくいったら、どこが可能性の分岐点であったかを確かめるために観ると思います。ルッソ兄弟バンザイ!

 

追記180509

【ネタバレ】『シビル・ウォー』アベンジャーズ分裂問題、『インフィニティ・ウォー』当初は◯◯の案あった ─ 脚本家が明かす マーベル映画 | THE RIVER

ここにルッソ監督がオリジナルアベンジャーズが残っているでしょとコメントが載ってました。意図してたんですね。当然だとおもうけど。