white-02の日記

技術ブログにしたくてもできない

ルックバックを読んでただ思ったこと

こんにちは。髪を3ヶ月放置してるからそろそろ切りたい今日この頃、ルックバックを読んでただ思ったこと書こうかなと思ったので思ったままに思うままに書きます。考察とかはないです。薄いです。

ただの感想

面白かったし、心に来るものがあった。いい意味でも悪い意味でも。読んでいて後味が良いかといえばそうでもないけど気持ち悪くもない。あと考えさせるものがあった。

努力

藤野が京本の画力に劣等感を感じ努力するシーンが結構なコマで書かれるが到底京本に追いつけない。読者は基本的に藤野の視点なのでこれだけ頑張ったらすごいことになってると期待するがその期待はちゃんと裏切ってくる。これが現実。更に京本の努力は積み重ねられたスケッチブックの量だけ表現されるがそれだけ”あっ”となる。ただ京本側の視点がないので藤野がもつストーリー構成力やアイデアに足して京本がどれだけ努力したかわからない。あれだけのファンだと憧れの頂点的な存在なのでただ好きで劣等感なんて全くなさそうであるから藤野ほど突っ走ってないと思う。

ここで心に来たのは圧倒的な強者にはそれだけの積み重ねがあるところ。京本的な人は好きでひたすらやってる。だからあれだけの積み重ねになる。その代わり何かを犠牲にしてた。いかにして強者なのかわかっていても自分がいつも思う言い訳として、どうせこの人達は天才だったみたいに思うふしがある。それがただの逃げであることが再認識させられたのが心にきた。あとちょっとした努力ではどうやっても追いつけない。適正がない限りアキレスと亀

変えられない

平行世界的な表現で京本が死なない世界が出てきてそこで最終的に同じように2人出会いが始まる。他の人がどう考察なりしてるか知らないけど、あれはどうみても藤野の空想、願望だった。それが辛い。漫画なのに漫画ではない世界。藤野の知る情報{京本がただ座ってる、シャークキック的な表現、2人の出会いが現実とほぼ同じ(これが藤野にとって嬉しいことだったから変えたくない)}でしかあのif世界は作られてないのがまたつらい。

京アニや関連する事件関係なく、もし自分だったらあの時ああしてたらを思うのは絶対にある。でも変えられないしどうしようもない。それも背負う必要がある。藤野が漫画を書き続けることにしたのがあの漫画の救いだった。自分にはできない。

つらすぎる あるなら行きたい 並行世界

表現のよさ

映画好きらしいので映画のオマージュが多かった。我らがoasisの曲でもありほぼuk国歌といってもいいdon't look backの使い方も良い。それだけ。

おわりに

だれでもない人の感想なので特に深いこともないのでただ書いただけでした。一番読んで思ったことは自分がただの人でしかないことです。