white-02の日記

技術ブログにしたくてもできない

シング・ストリートを見て、青春をぶつけられた

 つい此間"シングストリート 未来へのうた"を見ました。ずっと見たかった映画だったのですが身近な店舗に探しても見つけることができずいた所、amazonの週末セールで100円ですよということでやっとの思いで見ることができました。いっても2016年の映画なのでちゃんと探せばもっと早く見ることが可能だったと思います。

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 あと見てから少し経った後の感想になるので間違ってる箇所があったら言ってもらえると助かります。

 まず簡単なあらすじを言うと"1985年、アイルランドに住む主人公がいかした女の子に相手してもらうべくバンドをやっていると嘘つきPVを作るから出てくれないといってしまったことからはじまる音楽と青春の映画"という感じ(これポスターの下に書いてね?)。この映画には当時を賑わせたPop・Rock音楽が映画の日常に溶け込みただの演出だけでなく登場人物に関係してきます。また、当時のファッション文化や都会という夢があふれている場所への憧れと現実のギャップを感じることもできます。

 何よりもこの映画を見た後、自分には絶対に味わう事ができなかったというものを心におもいっきりぶつけられます。これは自分の中の陰と陽が複雑に交じり合い何とも言えない気分にさせてくれるのでお勧めです。

 

 

 詳しく書くとネタバレを含むことになるので既にこの映画を楽しんだ方は続きを読むからお願いします。そんなに長くならないと思います。

 

 

 前述した通り、この映画は青春音楽映画なのでいたるところに音楽があり基本的に楽しい映画です。ですが、ただ楽しく嘘から始まったバンド活動がうまくいく映画じゃなく、主人公やヒロインなどの家庭環境や家族の心情が決していいものでなく皆が悩み、苦しんでどうにかしたくてもできないでいる現実がうまく乗っている。そんな悩みや苦労が露わになっていく時に今までの行動の捉え方に変化が生まれましたね。そして、それらが音楽によって解かれるときの心がジーンと来る感じは本当にエモい。誰かしら共感できる登場人物がいるはず。

 個人的に兄貴がうまくいっている弟(主人公)に対する嫉妬と本当にやりたかった音楽の道に進めていない自分の不甲斐なさでレコードを壊しバンドをけなしてしまうシーンは色々感じるものがありました。そこからの親の手を離れ都会に出る弟に夢を託し喜んでいるときはもうヤバかったですね。あとはDVに悩まされているため暴力でしか自分を表現できないいじめっ子を救うためにバンド助け合うものとローディとしてスカウトしたときも熱かった。

 

 心情という面でバンド活動も色々と面白かったです。まず、相手してもらうために嘘ついてバンドを始める事も最高にエモいんですけど、曲作りをする時に兄貴から課題として渡される曲、バンドの思想に思いっきり影響を受けてファッションや言動が変わるところが共感できるしエモい。the cureの時は笑った。ただそこから日々の生活での経験やヒロインへの思いから成長し自分らしさを確立していくのがかっこいい。作られる曲は感情を率直に歌詞に込めているし未来系といいながらやっぱり当時popをどこか感じられる

 

 

 それをサポートするバンドメンバーが思春期全開&個性的で素晴らしい。

 

ギター:あらゆる楽器が演奏出来て音楽も詳しく、兎に角ウサギが好き

マネージャー:敏腕感を出すけど素人が故に色々ボロが出ちゃう。でも情報は持っている。いじめっ子を助けるためのアイデアを出せるくらいに有能。

キーボード:黒人がいた方がかっこいいと理由で誘われ、丁度キーボードが引けた。何気に目立ちたがり屋。最後のギグの髪型かっこいい

ベース:ちょっと変わってる。カウボーイにヴァンパイアのキバをつけるという荒業を見せる

ドラム:ベースの友達。ベースといい感じに相棒感が出てる。それ以外にあまり目立ってないのかわいそう

ローディー:いじめっ子。親からのDVを受けている。始めに変ないじめ方をして弱みを見せると1年間いじめる。バンドに目的と居場所を与えられ多分いい方向に変わった。

と大体こんな感じ。

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 曲を作るということからギターとの絡みが多いんですけど、絶対どこかで仲たがいすると思っていたら学校で初めてギグをする機会が訪れたとき曲が足りないから曲作りしないといけなくなり、でもテストが近いからダメだと大学に行くように言われているギターと揉めた時に、”おっ来たか”と思ったけどすぐにやろうとなる所が裏切られたけどなんかよかった。バラバラに集まったメンバーが最後まで一つでいられたのが夢があったし青春を感じた。しいて言うならギターとマネージャー以外余りスポットライトが当たっていないのが惜しかったかな。

 

 大雑把ですけどこんな感じの感想です。最後のギグとか最高にクールでそこからラストに向かう全てが本当に最高だった。

 当時の曲もいいしオリジナルの曲もいいのでspotifyにあるサンドトラックをぜひ聞いてみてください。色々映画のシーンを思い出して自分の人生がむなしくなります(感じ方に個人差あり)。