スパイダーマン:ファーフロムホームを公開初日に見ていたので感想と今後の展開を妄想
こんにちは。ブログを書くことをめっちゃサボってた今日この頃、スパイダーマン:ファーフロムホームを公開初日に観ていてその時感じたことなどを書いていきたいと思います。当然ネタバレ満載です。
簡単な感想
個人的に素晴らしいスパイディ映画でした。アクションあり、笑いあり、成長アリ、サプライズありで楽しい2時間でした。なによりピーターの描写が良くて、彼は高校生なのでヒーロー活動より実生活を優先するわけですが、その実生活では自分が思うように計画が実行できずMJとすれ違っていく様が微笑ましい。ヒーロー活動もまたうまくいかずミステリオに騙される始末。それを乗り越えて大切は人達や世界の為にスパイダーセンス(映画ではスパイダームズムズ)を駆使してミステリオを倒す。かっこよかった。
アイアンマンなスパイダーマン
ファーフロムホームはアイアンマンと同じような流れでした。
アイアンマン：自分の会社がテロリストに武器流してる→世界が危なくなる→更に自分が痛い目にあう→会心してヒーローになることを決意する→敵倒す→正体を明かす
FFH：イーディスを受け取るが責任を背負いきれず知り合ったばかりのミステリオに託す→ヨーロッパが危うくなる→裏切られたと知って戦うも死にかける→ヒーローとしての自覚が芽生えイーディスを取り返しにいく→ミステリオ倒す→正体明かされる。
AC/DCのBack In Blackが流れた時にアイアンマンを意識してるなぁとは思いましたが思ったよりアイアンマンでした。
言っても高校生だしうじうじしていて当然なのでそれに納得いかなかった人がいたのが意外でした。endgameで人類が半分に消えた事を彼は消えていたので実感していないので成長もなにもないと思うんですけど。
ミステリオはやっぱりミステリオ
期待していた通りミステリオはしっかりヴィランでした。見ていてすごく安心しました。彼の口から出る話は全てでまかせで脚本家までつけてるの良かった。それにミステリオのスーツが今回カッコ良かったのも見る側の持つヒーローとはこういう派手で変な衣装を着ているという固定概念から来ているのもいい設定でミステリオ自体はダサいとと思っているのが面白かったです。
後、イーディスを手に入れた後のミステリオが軍用ぽくなっていて、なのに金魚鉢は健在というめちゃくちゃカッコ良い構図だったのではやくフィギュア化してほしい。最後のどんでん返しもすごく彼らしいというか下手したら死んでないよなぁ～とか思ってるのでぜひシニスターシックスの一員として蘇ってください。
この映画で感動した1つでもあるのがミステリオが使う特殊効果が現代技術使って行われているところ。一昔前ならあれだけの特殊効果を再現しようとすると、それこそ本当に魔法を使ったり、ちょっと近未来すぎる技術で現実味がなく結局魔法に見えるとかあるんですけど、一般的になったドローンや衝撃波発生装置などの現代技術で再現できなくもないしかも技術者の集団でそれを構成していたというのが最高に好きでした。
本当に正しい情報とは何か?を問う
この映画では”情報”をうまく使っていた印象でした。まずミステリオは元々特殊効果使いのヴィランなので視覚情報がいかに重要で人間が情報を獲得する際どれだけ支配的かわかります。また偽ハイドロマンが出た時にフラッシュはよりによってバズフィードの情報を鵜呑みにして実際には全く関係のないコミック版ハイドロマンが事件の犯人だと信じてしまいます。これにMJは皮肉ってましたね。またピーターはテレビで流れてるニュースで言ってることはすべて正しいと発言しています。ニュースの内容が実際に正しかったかは覚えてないですが根拠のない自信で信じ込んでいるのでこれもよくない。
実際に本当の”情報”とは何か、ミステリオが言っていた”人は信じたいものを信じる”という言葉はとても重くて、これを肝に銘じてこれから得られる情報の正誤判断をしていく必要があるわけです。フェイクニュースが広まるのはそういうことが根底にあるからですね。
ちなみに、ミステリオがアース616と発言した瞬間に彼が嘘をついていることが分かります。MCUはアース19999で、アース616はコミックの正史世界です。
視聴者にとって最高、ピーターにとって最悪のサプライズ
エンドクレジット1つ目の映像でピーターとMJがスイングを楽しんだ後デイリービューグルのニュースでJJJ(ジョン・ジョナ・ジェイムソン)が出てくるんですが、それを演じるのがJKシモンズ(サムライミ版のJJJ)というありえないサプライズ。そんな驚きの最中、スパイダーマンとミステリオの最後の戦いが実は録画されていてピーターがスパイダーマンである事&スパイダーマンがミステリオを殺したことにされるという最悪なサプライズが行われるなんて思いもしなかったです。
エンドクレジット2つ目でヒューリー達がタロスだったと明かされ、今作のヒューリーが無能だった理由がわかって本当のヒューリーの威厳が保たれました。
今後のスパイダーマンの展開
次のスパイダーマンについて色々噂がありまして、ヴェノムが合流するとかデッドプールが出てくるとかですね。それだと後1本じゃどうしようもできないのでどうなるのやら。個人的に考えられる展開を少しまとめたいと思います。完全に妄想です。しかもコミックを追えてないにわかのなので許してください。
妄想1：次のヴィラン
次のヴィランはゴブリンことノーマンオズボーンだと思いますね。下手したらMCU全体での敵の1人になるかもしれない。これはただダークアヴェンジャーズをやって欲しいというのもあるんですけど、アベンジャーズタワーを買収したのがオズコープなんて考察*1もあるのでそれも由来しています。あと、今のところトムホランド版のメインヴィランはヴァルチャー、ミステリオ共に緑なのでグリーンゴブリンが出てきたもおかしくないです。ただスパイダーマンのヴィランにはまあまあ緑のヴィランがいるのでこれは何とも言えないですね。
妄想2：ワン・モア・デイ
無きにしも非ずなワン・モア・デイ。ピーターとMJが結婚してないにしろカップルが成立してしまったし、正体が明かされてしまったことが理由です。ただメイおばさんがピンピンしているので次回作で正体が明かされた結果周囲の人たちが危険な目にあうことは(デイリービューグルの言うことを信じる人がいれば)確実なのでメイおばさんも危ない。そこで命を落としようものなら怒りでヴィランぼこぼこにして、そのあとメフィストかその代わりの存在と契約なんてこともあり得そう。
または、これらの前にMデイが起きて世界が悲惨な目にあってそれを戻すためにワン・モア・デイを組み合わせなんかもありかなと思ってます。妄想です。どっちにしろピーターとMJは友人関係に戻るけど。
妄想3：マルチバース
9割無いでしょうね。ただただ難しいと思う。スパイダーバースにするとお祭り映画になってしまうので収集が付かないような気がする。今回のミステリオの話が嘘で多くの人のマルチバースへの希望が打ち砕かれていたようですが、自分ははなから信用していなかったのでダメージは少ないです。というか下手したらマルチバース的なにかへの希望は高まった気がするんですよね。なぜかというとJKシモンズの登場。同じ人物を同じ俳優が演じるということはサプライズ演出だけどそれがOKということは多少は期待値を上げてもいいかなと思ってます。
それこそ今後宇宙規模、次元規模で争いがあるわけで次元規模なら一瞬でも別の世界のスパイダーマンと触れ合うことがあって数分、数秒の出演でトムホランドに助言なんてこともありえなくもなさそうです。
さいごに
好き勝手書いたのでご指摘などあったなんなりとどうぞ。ついでにコミックを買うお金を私に下さい。
あと、ミステリオのマーベルレジェンドがここまで売れるとは思いもしませんでしたね。海外で注文したのでいつ来るかわからないですが楽しみです。ホントタワーブリッジ戦の第二形態ミステリオのフィギュア欲しいんでハスブロかバンダイは早く作ってください。
ジェイクギレンホールは名優ですね。顔のつくり方が違いますもん。ナイトクローラーもう一回見たくなりました。
追記：よく見たらジェイクギレンホールが持ってるぬいぐるみは”ピクルスとピーナッツ”のピクルスじゃないですか！僅かな海外アニメ要素でした。
