white-02の日記

技術ブログにしたくてもできない

アンブレラ・アカデミーを全話みたから感想など

こんにちは。アンブレラ・アカデミー S1を全話見たので感想など書いていきたいと思います。一応ネタバレがあるのであしからず。ちょっとグダグダかも。

f:id:white_02:20190320191750p:plain

 

 

 

あらすじと原作

養父の死をきっかけに明らかになる家族の秘密と、人類を襲う大きな危機。かつてスーパーヒーローとして名をはせた兄弟姉妹が、再び正義のために立ち上がる

Netflixより

全話見ている前提もしくは見ないからいいやという人向けなので適当に。

 

原作はアメリカンコミックの"The Umbrella Academy"で、作者はmy chemical romanceのボーカル、ジェラルド・ウェイです。このドラマの音楽側に携わってるみたいです。

f:id:white_02:20190320192429p:plain

 

全体のおおまかな感想

このドラマはヒーロードラマじゃく家族ドラマで、超能力で争いあうのではなく家族のいざこざを見るドラマです。最終目的が世界の破滅を止めるなのですが、起きる直前に大バトルでなく、原因をちまちま探っていってつぶしていくので先が気になるようにはなっていました。ただ1話が結構長くて、2日かけて見ていたので疲れました。

 

ドラマ中で使われる音楽が完全に好みだったので文句がないです。In The Heat Of The Momentが流れた時はうひょーーーと心の中で叫びました。

アンブレラ・アカデミーのそれぞれの印象とか

NO.1 ルーサー

最初は頼れるリーダーで家族を束ねられる唯一の存在だと思っていましたが、話が進むにつれてリーダーにしては無能だし、能力もゴリラになってない状態だと弱そうだしで残念感がすごいです。また、家から出たことがなく出たとしても月に行っていたせいで何も知らないのがかなりの弱み。常識人に見えて知らずの脳筋

NO.2 ディエゴ

 モノを投げその軌道を操れるのはかっこいいし、それをナイフでやってるからよりかっこいい。でも、中身はニセバットマンで少し幼稚。序盤・中盤はNO.7に対してかなり冷たいので力に溺れた嫌な奴に見えていたけど、能力覚醒後のNO.がを閉じ込められた時はかなり心配していたので家族思いないいやつになりました。ドラマ中に関わった人が悲惨な目に合ってるのがかわいそうでした。

NO.3 アリソン

常識人な面もあるけど、NO.7を無意識に見下したりするのでこわい。能力を使う場面が少ないですが、彼女があそこまで昇りつめられたのは能力のおかげだったので結構欲深い。娘の事を愛しているがちょっと駄々をこねただけで能力使用はちょっと大人げなさもある。少女時代はルーサーの事を好きだったが今はどうなのかわからない。世界とNO.7を救った後に世界を破滅させた。

NO.4 クラウス

薬中。自分の能力で見える死人たちから逃れる為に薬中になるしかなかった可哀そうなキャラ。NO.6が見えている事をなぜか他の家族に言っていないけど、霊体を実体化させられるようになってからやっと信用されてる。家族からの信頼は前半ではないが後半は家族のために行動するのでいいやつ。かなり強い。

NO.5 ファイブ

見た目は子供、頭脳は老人な空間移動能力者。言っていることは正しいが、一部気が狂っているせいで、信用が少ない。本人のせいではないが大体の行動が無駄になっている気がする。能力に制限があるっぽくてむやみやたらに使えないのがつらそう。コミックのNO.5は片メガネをしていて意味深。

f:id:white_02:20190320232416p:plain

NO.6 ベン

原因が明かされていないが死亡している。かなり悲惨な死に方だったらしい。能力は結構カッコいいし、強い。一番の常識人かもしれない。死んでいるのでNO.4にいつもくっついている。

NO.7 ヴァーニャ

一番かわいそう。NO.3により普通の子と思いこまされて苦労した結果、暴露本を出すという現代っぽい自己表現。あまりにも音、音波を操る能力が強すぎる。最後に銃声で鼓膜を破ることで力が使えなくなるらしくとことん音の能力。感情を抑え込むと能力が発揮できない制限があるけど、感情の起伏で威力倍増がかっこいい。

謎が解かれると思いきや

ドラマ序盤からアンブレラ・アカデミーの各人の能力は明らかにされない。それは徐々に見えてくるのでいい。他にも、家族が出て行った理由、NO.7の謎、NO.1が月にいた理由、NO.5が追われる理由など明らかになる物はしっかりある。

 

しかし、風呂敷を広げまくってシーズン2に持っていく気しかない。NO.6の死亡経緯、ハーグリーヴズ卿が人類滅亡を知っていた理由、アンブレラ・アカデミーと同じ日に生まれたほかの特殊な赤ちゃん達の行方、そして世界滅亡の後のタイムトラベル等々疑問に思わせておいて特に触れないのもやもやする。

アンブレラ・アカデミーの団結力の無さ

全体を通して家族で団結するぞーって集まってはグダグダしてバラバラになることが繰り返されて飽きがくる。NO.1が余計なことをしなければうまくいきそうなこともあったけど、実際人が集まって能力も性格も違えばこうなるの必然かもしれない。ある意味リアルなヒーローミーティング。誰も家族を信用していない。

世界が終わる代償

世界を救うことを諦めた時間軸で描かれたそれぞれの過ごし方の表現は良かった。NO.1とNO.3は子供の頃できなかったダンスを一緒に踊りいい雰囲気になる。NO.2は機能停止させたママが生き返り、許されていなかった外出をすることでママから真実を聞く。NO.4は薬が抜けて愛し人の霊体に出会う。NO.5は時間軸の外、NO.7はハロルドにそそのかされるままで、他の家族はヒーローをやめ、自分たちを最優先にすると望みが叶う事がわかる。その結果、この先の未来がNO.5が見た滅亡後の世界になりそう。

簡単な考察?

滅亡の原因

あのコミッションの人が言う通り人類滅亡はどうしても止められない。NO.5が見た終わりの世界と原因は違うかもしれないがどうやっても起きてしまう。コミッションの人が言うファンタジーにかけた結果、家族でタイムトラベルして過去からやり直す選択はどうなるのか。このファンタジーがうまくいかない限り絶対に滅亡するのが面白い。

 

この時間軸での滅亡経緯は

ハーグリーヴズ卿が世界を救わせたい→自殺して家族集めたろう→集まる→NO.4が箱を売るために中にあったアンブレラアカデミーの観察日誌を捨てる→やばいファン(ハロルド)が拾う→NO.7暴走→滅亡

NO.5がいなかった時間軸との違いは

  • NO.5がいる
  • ハロルドとアンブレラアカデミーが直接戦わないので義眼をNO.1が持ってない
  • タイムトラベルしたのでアンブレラアカデミーの死体が屋敷の付近にない
  • 自分たちが望みを捨てて、世界を救うことを優先した(希望的観測)

共通点は

  • 幼少期にハロルドは母を失い、虐待を受け、ハーグリーヴズ卿に諭される。
  • ハロルドが父親殺害で収監
  • ハロルドが滅亡の原因に見える

ハロルドを何とかするか、NO.7に力のコントロールを身に着けさせる、NO.1が月で仕事をするなどをしないと救えないっぽいけど、タイムトラベルの副作用で子供に戻ってるだけなのでどこに戻ったかまではわかず。なので、シーズン2がどこから始まるかまったく予想できません。

戦犯ハーグリーヴズ卿

彼は知った風に言っているが世界を救えとしか言わない。原因もなにも示さない。NO.7の教育を放棄しなければこんな終わり方をしなかった可能性もあるのでなんだこのくそ親父。

家族のだれも信じてない

NO.5の事を信じていれば良かったのに。家族のみんながNO.5の能力を知ってるのに信じないから実行がギリギリになった気がする。

終わり方

 

調べてみるとコミックとは終わり方が違うらしい。先のシーズンにつなげるためか知らないけど、この変更は賛否両論ある終わり方だったはず。

 

NO.7の暴走を止めるためにNO.3が1人で止めようとするも、NO.1とNO.2が話を聞かずに特攻。案の定弾かれる。このグダグダが功を奏してNO.3が後ろから銃で耳元を打ち月が爆発。文字に起こすと変な終わり方。結果コミッションの言ったとおりになった。

 

この終わり方に関してはいいと思うのはNO.5が家族を救いたい気持ちから行動した結果だった事。最後のタイムトラベルをすることでファンタジーを信じ続け、まだ望みを捨てていなかった事。一部のカップル以外にはハッピーエンドではなかったこと。

 

微妙だったのはNO.5が未来から戻ってきて、滅亡原因をつぶそうとしたのが無駄に終わったこと。NO.5がいるというだけで時間軸に変化が起きているのでしょうがないですが、あまりにもNO.5が報われない。

最後に

あまりいいことを書いてないかもしれませんが、考えることがあるということは面白かったということです。ただこんな話数いらないんじゃないかなと思っただけです。

 

演出や音楽などはすごく良くて、またヘーゼルとチャチャのキャラクターも良かったです。